11月3日(土)の文化の日、伊勢原市の高部屋神社で「宮大工体験ブース」を出展しました。
高部屋神社とは
伊勢原市下糟屋に鎮座する、相模国延喜式内十三社の一つ。江戸初期の本殿や立派な社殿彫刻、中世の梵鐘や古式神事も伝わる由緒あるお社です。
高部屋神社(伊勢原市)
文化の日、同社で実施の伊勢原市の文化財ガイド事業に合わせて、当団体も「宮大工体験ブース」を出展することに。
子どもたちの教育に熱心なサッカークラブ「伊勢原FCフォレスト」との初コラボ事業です。
内容は、
①神社建築クイズトーク
宮大工体験の予備知識をクイズ形式で学びます。
↓
②宮大工体験
カナヅチで釘を打ち込む「釘打ち体験」。
③プレイグラウンド
釘打ちキットをデコレーション。県産材積み木遊び(協力:MORIMO)でも遊べます。
ほかに、大工道具や職人文化がテーマの「宮大工パネルクイズ」も設置しました。
ブース構成図
クイズトーク
伊勢原FCフォレストの呼びかけで、朝10:00のスタート直後から子どもたちが詰めかけてくれました。
神社建築の見どころを学ぶ
クイズトークでは、目の前にある高部屋神社社殿を見ながら、日本建築の木組みから釘の話へとつなげます。
とくに珍しい「和釘」には、子どもも大人も興味津々のようでした。
釘打ち体験
今回の目玉は「釘打ち体験」。自分で選んだ釘を、みんな真剣な表情で打ち込んでいきます。
「全集中」で釘を打ち込む
板材は理事本村が準備した吉野ヒノキ。宮大工も使うホンモノの良材に触れ、木の香りもしっかり体験します。
プレイグラウンド
釘打ちが出来たら、隣のプレイグラウンドでデコレーション。オリジナルシールを貼って鈴をつけたら完成です。
MORIMOさんからお借りした積み木も人気。
たくさん木に触れて遊ぶことができました。
成果と展望
散歩中のご近所のファミリーの立ち寄りなどもあり、ブースは終日盛況。
遊びに来たファミリーが市の文化財ガイドツアーにも参加する相乗効果も。
神社関係者のみなさんも「子どもたちの元気な声がきけてよかった」と喜んでいただけました。「来年は地域の小学生に広く声掛けをして、たくさん集客を」と次回の展望についての話も盛り上がり、有意義な事業となりました。
文化財ガイドと拝殿を見学
地元